【】アルピーヌF1が声明を発表。コラピントに対する誹謗中傷を非難、マシン性能に関する憶測も否定
4月3日
BWTアルピーヌF1チームは、声明を発表し、2026年F1第3戦日本GPの後に同チームに所属するアルゼンチン人ドライバーのフランコ・コラピントに向けられた誹謗中傷を非難した。
コラピントは今シーズン、グランプリごとに注目を集めてきた。アルゼンチンのファンのなかには、コース上で彼の進路を妨害するドライバーに対して激しい罵声を浴びせる者もいた。しかし日本GP後には状況が一変し、コラピントは、オリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)の高速クラッシュに関与したとしてネット上で激しい非難の的となった。
アルピーヌはもはや我慢の限界だと判断し、過去および現在の誹謗中傷を非難する長文の声明を発表。また、チームがコラピントのシーズンを妨害したとする根拠のない報道も否定した。
「日本GP後にオンラインやソーシャルメディアでの反応を見直した結果、チームとして我々は、ファンのみなさんに対し、寄せられたいくつかの主張や質問に答える義務があると感じている。また、我々のドライバーのひとりだけでなく、ライバルチームのメンバーやF1ファミリーの他のメンバーにも向けられている憎悪や誹謗中傷に対して、再度声を上げたい」
「チームはこれまでも、オンラインやソーシャルメディア上でのあらゆる憎悪表現、暴言、脅迫、いじめを強く非難する姿勢を示し、こうした行為を非難するだけでなく、人々が責任を持ってソーシャルメディアを利用し、コミュニティガイドラインを遵守するよう促す声明も発表した。この件に関する我々の姿勢は変わっておらず、今後も変わらない。ソーシャルメディアは、人々が集まり、経験を共有し、健全な議論を促す場であるべきだ」
「チームは、先週末の日本でのレース後にフランコに向けられた不快なメッセージを非難する。これは、中国GPでの2台のマシンの衝突後にエステバン・オコン(TGRハースF1チーム)に向けられた暴言や脅迫を非難するのと同じだ」
「(第2戦中国GPでは)コラピントとオコンは激しいレースを展開し、ポジション争いを繰り広げていた。接触については、オコンはすべての責任を認めてコラピントに謝罪した。メディアエリアではオコンはコラピントを探し出し、ソーシャルメディアでも謝罪をした。その後に起きた誹謗中傷はスポーツの精神に反するものであり、声を大にして問題視しなかったのは誤りだった」
「いかなるドライバーに対する誹謗中傷も容認できない。特に、過去にチームに多大な貢献をし、アルピーヌのグランプリ勝者であるドライバーに対して、チームの一部のファンがそのような行為を行ったことは非常に残念だ」

日本GPで起きたベアマンのインシデントに関しても同様に、アルピーヌは、コラピントに向けられた誹謗中傷を非難した。
「鈴鹿でのオリバー・ベアマンの事故の後にフランコに向けられた憎悪に満ちた行為を非難する。まず最初に、最も重要なのはドライバーの安全と健康であり、幸いにもオリーは無事である。接近速度(クロージングスピード)はこれらのマシンの特性であり、FIAが声明のなかで述べたように、今後数週間で綿密に見直される予定だ」

そしてアルゼンチンのソーシャルメディアで広まった、2台のマシンの性能差に関する憶測についても触れ、アルピーヌは、「最速の2台のマシンをコース上に投入し、両ドライバーが競争力を発揮し、選手権においてチームにとって重要なポイントを獲得できる機会を平等に提供することに尽力している」と主張した。
「時には、部品の迅速な調達と製造工程の綿密な管理が必要なため、チームは一部のイベントにしか特定の部品やアップグレードを持ち込めないことがある。しかし、これは決して意図的、あるいは望ましいやり方ではない。なぜなら、期待通り、あるいは意図した通り、もしその部品がパフォーマンス向上に繋がるものであれば、両方のマシンにすぐに搭載したいからだ。この方針は今年も変わらず、ピエールとフランコは、ギヤボックス部品の交換に伴う中国での若干の性能低下要因を除き、同じ装備で走行している」
「妨害行為や、フランコに同じマシンを与えていないといういかなる疑問もまったく根拠のないものであり、したがってチームは声明を発表する必要性を感じた。開発競争が激化するなかで、アップグレードが一方のマシンに先に適用される場合があるかもしれないが、チームはその点について透明性を保ち、情報を提供する。とはいえ、可能な限り両方のマシンにアップグレードを提供することが常に目標だ」
「ポイントを獲得できないことは、チームにとって絶対に利益にはならず、自滅行為を示唆するような言動は最終的な目標を達成するのに役に立たない。開幕戦からチームは好位置につけているが、現状に満足することなく、地に足をつけて戦っている。直近の2戦では、チームには4番目に速いマシンがあった。その順位を維持し、常に2台のマシンがポイント獲得のチャンスを得られるよう、懸命に努力しなければならないことを承知している」

(Text : GrandPrix.com)

